◇楽曲解説
◇最後に
硝子の森のセレという作品の構想が出来始めたのは今からもう2年近くも前のことでした。絵も話も音楽も、全部が主役になれる作品を作りたい、という考えが制作の原点です。
当時はちょうど自分のやりたいカラーを仕事や依頼で表に出せず不満を感じていた時期でして(今でこそそういう考えはなくなりましたが)音楽的にも絵的にも、自分がやりたいことというのをまとめてみたらどうなるだろうかという試みとして、コンセプトアルバムという形態での制作はやってみたいことだったのです。
時期的にちょうどケルト系民族音楽にハマり始めた頃でもあったので、やっぱりというか各所各所にそれっぽい雰囲気は入ってると思います。(でもちゃんとしたそれらと比べるとやっぱり首は傾げざるを得ないので頭に”エセ”を付けて頂けると丁度いいかも^^;)
とは言っても根幹にあるのはやっぱりサウンドトラックなんでしょうね、多分。情景が伝わる絵と音というのをうまく表現できてれば幸いです。普段の音からして理論そっちのけの感情任せで書いてるのですが感情が1割ほどでも伝わるといいなあ。
ビジュアル面では本来なら1曲1イラスト付ける予定だったのですが、なかなかプライベートの時間がとれずその辺りも削ることに…これは悔いが残る部分であります。
一応あるものでビジュアルの雰囲気はまとめたつもりでいますが、結局収録できなかった絵も”深緋(こきひ)に染まる”や”硝子の森のセレ”など数点残ってるのが残念。これらはいずれ出す機会があればまた出していきたいと思います。
本当はイラストを背景にテキストを重ねた形式にする予定でしたが、実際試してみると文字の小ささも相まって見づらいの何の(笑) そんなわけで絵的には最小限の構成になっちゃいました、ごめんなさい。
セレとクッカの物語についてはこれで完結ですが、もう少し伝えたかった部分などもまだ残っているので、小説か漫画か、簡単なノベルゲームか、何らかの形で作るかもしれません。公開する際はフリーになる可能性が高そうですがその時はまた手にとって頂けると幸いです。
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